セラピーには介護の知識が必要

介護現場で働くためには、たとえセラピストでも介護の知識が必要です。
セラピーは心の問題を解決するために行いますが、その原因が介護にあるかもしれないからです。
知識がなければ介護に問題があることに気がつけないため、セラピストとしての役割を全うするのは難しいといえます。
そのため、介護現場でセラピーを行いたいと考えているなら、心理学だけではなく介護の勉強もしておくと良いでしょう。
働きながら身につけることもできますが、それでは初期に対応した方に十分なセラピーを行えないかもしれません。
介護の知識を得たいなら、介護職員初任者研修の利用を考えてみましょう。
こちらは、介護に関する資格の中でもっとも基本的なものなので、これから勉強したいと考える方にピッタリです。
基礎の基礎から教えてくれるため、セラピストの資格しか持っていない方でもきちんと対応できます。
専門のカリキュラムをこなし、終わったあとに行われる試験に合格すれば介護職員初任者研修は終わりです。
すべてを修了させれば、介護に関する知識は身についていることになるので、よりよいセラピーが行えるようになります。
なお、介護福祉士実務者研修や介護福祉士など、よりレベルの高い資格も存在します。
もしも、介護現場のセラピストとしてさらなるレベルアップをしたいと感じるときは、それらの資格を取得することも考えてみましょう。
ただし、資格によっては一定の従業期間がなければ、試験すら受けられないものもあるので勉強を始めるときは注意しなければなりません。